
こんにちは
子育て真っ只中のムーニーです。
実際に起こった事件をもとに構成されたストーリーな女たちから真田魔里子先生の「ダンボールで育った少女」の結末を紹介していきますね。
この子の親は残りの人生を子供にささげてもらいたいです...。
「ダンボールで育った少女」ネタバレ あらすじ 後半
ダンボールの中で育った5歳になる鹿島沙羅。
両親は児童虐待で逮捕されたため
彼女はひまわり養護院に引き取られます。
そこで働く夏美先生は
沙羅にいろいろ話かけますが
全然反応してくれませんでした。
ある夜に夏美先生は彼氏の協力で
沙羅を海に連れていきます。
暗いダンボールの中で育った沙羅に
大きな世界を見せてあげようと思ったのです。
海につくと夏美先生は沙羅に
「こんなに広い世界があるのよ、
暗闇だけじゃなく世界は光に輝いているんだよ」
と教えてあげるのでした。
しかし養護院に戻ると園長先生たちから
待っていました。
勝手な思い込みを押し付けるだけなら虐待した親と
同じだと叱られ、謹慎処分となってしまいます。
子供たちに人気があった夏美先生が
養護院に姿を見せなくなったため
子供たちは、沙羅のせいで
先生がいなくなったと考えたのです。
沙羅は子供たちから執拗なイジメにあってしまうのでした。
「お前なんか!」と次々に
ののしる子供たち。
他の先生が駆けつけると
全く言葉を発しなかった沙羅が
「ナ..ツミ..センセー」と
声をあげて泣き叫ぶのでした。
いくら声をかけても反応しなかった沙羅が
夏美先生を呼んでいるのです。
急ぎ、夏美先生は呼び出され
養護院にかけつけます。
沙羅は夏美先生を見て、
泣きながら駆け寄ってきました。
夏美先生は
「自分の気持ちを声に出して」
「苦しいときは声に出して叫んでごらん」と
声をかけます。
沙羅は声をあげて泣いていました。
このことがきっかけとなって沙羅に変化があり
徐々に身長が伸び、やせ細っていた体も
少しずつ大きくなっっていったのです。
自分への愛を知ったのです。
彼女の傷を癒すことが出来るかは、
まだわかりませんが
確実に成長が始まったのでした。
ここまでが「ダンボールで育った少女」の後半(結末)のあらすじです。
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「ダンボールで育った少女」後半 感想など
子供を虐待するお話しは
残念ながら珍しいことではありません。
しかしダンボールに閉じ込めて
暗い世界でしか生きることを
許さなかった親の行動は
数ある虐待の中でも、最もひどいケースとして
扱うべきだと思います。
経緯はわかりませんが、
子供を育てる覚悟もないまま
産んでしまった身勝手な大人?たち。
今では珍しくない出来婚ですが
ほとんど夫婦は子供を目にして
親の自覚を持つようになるのでしょうが
残念ながらそれでも考えを変えようとしない
親たちは必ずいると思っています。
無責任な大人たち?を阻止するには、
子供をもうけることの意味と責任を
考える時間が必要なんだと思います。
つい感情的になってしまうくらい
ひどい虐待のお話しでした。
「ダンボールで育った少女」は
他にも「きょうだい児」や「二人目の子供」など
3作品が収録されています。
ぜひ一度読んでみてくださいね。
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