
こんにちは
子育て真っ只中のムーニーです。
実際に起こった事件をもとに構成されたストーリーな女たちから真田魔里子先生の「ダンボールで育った少女」に収録されている「きょうだい児」を紹介していきますね。
→「ダンボールで育った少女」本編のネタバレ あらすじはこちら
「ダンボールで育った少女 きょうだい児」ネタバレ あらすじ
父親の指示で教師になった石田伽月先生。
小学校の代用教員として
5年3組を受け持つことなりました。
担任の谷山先生が産休をとるため
代わりに赴任することになったのです。
しかしクラスの子供たちは
先生の話を聞こうとせず
消しゴムを投げ合ってふざけていました。
谷山先生は、その中心人物である
草刈健治とその親を学校に呼び出します。
健治の母親は先生に謝罪し
彼を叱りつけます。
5年3組は石田先生が
受け持つようになっても
まともに授業を受けようとしない子が
大勢いました。
やはり健治も例外ではなく
彼は忘れ物や決められた提出物を出しません。
また彼の親は健治からのメモや電話に
応じようとしないため石田先生は
虐待ではないかと考えました。
石田先生が彼の家を訪ねてみると
彼一人しかいません、
家の中はゴミだらけでした。
健治の家族の写真を見て、
彼に弟がいることを知ります。
その弟は難病のため、
親は家を留守にして病院近くのホテルから
弟に付き添っていたのです。
健治はかわいそうな猫を
連れてきて世話していました。
親が弟にかかりっきりで
独りぼっちの健治は寂しい思いをしていましたが
病気ではない自分はガマンするしかにないと
打ち明けます。
健治の気持ちを知った石田先生は
それ以後、健治にご飯やお風呂の世話をして
あげるのでした。
しかし彼の祖母がやってきて
事情を理解してもらえずに追い出されます。
学校からは個人的に生徒の家へいくことを
禁じられてしまいました。
どうにもできない状況の中で
健治が学校を休んだのです。
それは弟へ骨髄移植をするためでした。
しかし健治は移植の手術が
嫌で家に帰っていました。
両親がかけつけ、病院へ連れて行こうと
するところを石田先生が制止します。
母親に対して
健治の気持ちを無視したやり方を指摘し
彼と向き合うよう訴えるのでした。
石田先生自身も自分の母親からは
愛情を受けられなかったつらさを
抱えていました。
その分、子供たちを愛していこうと
決心する石田先生でした。
ここまでが「ダンボールで育った少女」から「きょうだい児」のあらすじです。
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「ダンボールで育った少女 きょうだい児」 感想など
病気、それも難病ともなると意識がその子に
集中してしまう親の気持ちは、わかります。
うちも二人の子供がいますが
まだ二人がまだ小さいときに時々どちらかを
入院させることがあり、
寂しい思いをさせていた経験があります。
口に出さない想いを気付いてあげるのは
親の責任なんだと、あらためて感じさせてくれました。
ぜひ一度読んでみてくださいね。
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