
女性の家庭や育児をテーマにした漫画「ストーリーな女たち」から
神崎順子先生の『終わらない虐待~悲しみの連鎖~』(後半)を紹介しますね。
「終わらない虐待~悲しみの連鎖~」(後半)ネタバレ あらすじ
ある晩、有里は夫の浮気相手から
電話を通じて子供などすべてを手放して離婚するよう
忠告されます。
理不尽な電話にいら立っていたところ、
拓也がおねしょで濡らしてしまった服を
洗っているところに出くわします。
おびえる拓也を容赦なく叩く有里でしたが、
姑に見つかるとまたクズ扱いされてしまいます。
泣き声で姑に見つからないように
有里は、ガムテープで拓也の口をふさぎ、
さらにポリ袋をかぶしてしまうのでした。
結局、姑に見つかり拓也は助けられました。
この一件で、百合は夫や姑から激しく
追及されますが、このときようやく
一生懸命頑張っているのに姑から
クズ扱いされることが耐えられないと
訴えるのでした。
有里が責められているのを見た拓也は
「お母さんは悪くない」
「自分ができなかったのが悪い」
「お母さんをいじめないで」
とかばいます。
そんな拓也を有里は抱きしめて
謝るのでした。
有里は子供への虐待を
なくすため病院の心療内科に通います。
先生から過去を向き合う必要があると
告げられた有里は、14年ぶりに
母と会うことを決心します。
久しぶりに会う母は、
威圧的だった昔の面影はなく、
会うそうそう、有里にしてきた
ひどい仕打ちに、ずっと後悔していることを
打ち明け、涙を流して謝罪するのでした。
有里は、母も自分と同じ弱い人間
だったことを理解します。
その後、有里は単身で別居して
暮らすことにしました。
時々、姑や夫が同伴して拓也と
会って一緒に暮らせる日を夢みるのでした。。
今の有里は、もう虐待の悪夢を見ることは
なくなっていました。
ここまでが「終わらない虐待~悲しみの連鎖~」後半のあらすじです。
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「終わらない虐待~悲しみの連鎖~」後半の感想
有里は反射的に子供に手を出してしまい
自分をコントロール出来なくなって
しまったんですね。
あとでいつも後悔して謝るお母さんを見て
拓也君は子供ながらに、
母親が追い込まれていることを
感じていたのかもしれません。
拓也君は素敵な子です。
この経験がトラウマにならないよう、
大人として何が出来るのか、
自分をどう克服すればいいのか
いろいろと考えさせられる作品でした。
みなさんもぜひ一度読んでみてくださいね。
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