「終わらない虐待~悲しみの連鎖~」第3話「嫁の役目」 ネタバレと感想

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owaranai

女性の家庭や育児をテーマにした漫画「ストーリーな女たち」から
神崎順子先生の『終わらない虐待~悲しみの連鎖~』の第3話「嫁の役目」を紹介しますね。

→「終わらない虐待~悲しみの連鎖~」本編はこちら

「終わらない虐待~悲しみの連鎖~」第3話「嫁の役目」ネタバレ あらすじ

村田和美は23歳でお見合いをし農家に嫁ぎました。

嫁ぎ先の農家は姑の民子をはじめとして11人の
大所帯でした。

和美は結婚式の翌日から、すべての家族の
食事の世話や洗濯を押し付けられ、
仲人から農家の仕事はしなくていいと
言われていたにもかかわらず
姑から強制的に農作業を手伝わされてしまいます。

家事はすべて和美一人で抱えるため
自分の食事やお風呂の時間も満足にありません。

過労から熱を出しても農作業に駆り出されます。

亡くなった母の法事で、ようやく実家へ帰ることが
出来た和美でしたが、自分が嫁ぐときに
受け取った支度金で弟達が進学していることなどから
父親に弱音をはくことが出来ませんでした。

そして和美は女の子を出産しました。

しかし男の子でないため姑から役立たずと
ののしられます。

何も知らない父が、子供を見に来たとき
姑は人が変わったように応対し
普段の和美の扱いを見せないようにするのでした。

また、出産直後にもかかわらず、
農作業を手伝わされます。

それから3年後にようやく男の子を出産します。

しかし家事や農作業に追われて満足に
子供に接してやれない日々が続き、
しつけが出来ていない!と姑に叱りつけられるのでした。

和美の夫は姑には逆らえず、和美の支えには
なりませんでした。

そんなとき、和美の父親が脳梗塞で倒れます

父親の介護をしたいと、姑に話す和美でしたが
あえなく反対され、離婚のうえ子供にも
会わせないと言うのでした。

何も出来ない中、、父親は和美や弟達に
負担をかけなたくないため自殺してしまいます。

和美はひどく傷つき後悔します。

何度も離婚を考えますが、お金がないことや
子供たちを考え思いとどまります。

やがて、大家族も独立などで徐々に減っていき
二人の子供たちも結婚して家庭を持つように
なりました。

気がつけば和美はすで60歳、夫と姑の3人だけです。

その姑は骨折をきっかけに寝たきりとなります。

施設にいくこと拒んだ姑を、独立したほかの家族は
誰も引き取ろうとはしません。

結局、和美が世話をするしかなかったのです。

寝たきりになっても気の強さはかわらない姑は
和美に次々と用事を押し付けてきます。

父親の介護が出来なかったにもかかわらず
姑の介護をしていることの悔しさや
心身ともに疲労した和江は自殺を図ろうとするのでした。

さいわい娘に助け出されますが、うつ病で
入院することになりました。

入院中も姑の介護へ行こうと起き上がると
夫に止められます。

しばらくして姑は施設に入ることになり、
やがて認知症を患い93歳で息を引き取ります。

和美の病気は夫や娘のおかげで回復に向かいます。

今では夫と2人で暮らし、週末には子供たち家族が
やってくる穏やかな日々を過ごすのでした。

ここまでが『終わらない虐待~悲しみの連鎖~』の第3話「嫁の役目」のあらすじです。

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「終わらない虐待~悲しみの連鎖~」第3話「嫁の役目」の感想

読んでいて「こんなのありえない」の連発でした。

まったく妻の支えてくれない夫も信じられません!
加害者といっていいのでは??

でも、昔から代々引き継いてる農家なら
こういう世界もあるんだと参考になりました。

仲人に限らず、嫁いでみたら話が違う!というのは
農家に限った話ではないでしょうけどね~(*_*;

こういうつらい思いをしてきたお嫁さんが
大勢いたんでしょうね....

とにかくわたし的には衝撃を受けた作品でした。

このほかにも「もうひとつの笑顔」など5話が収録されています。

ぜひ一度読んでみてくださいね。

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